第8回「ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎」の開催にあたり、皆様のご支援に深く感謝申し上げます。
2000年から始まったこのフェスティバルには、これまでに国内とアジアの各国から17名の写真家に来ていただいて、優れた写真を展示し、講演会や交流会を開催してきました。お陰様で、回を重ねるごとに県内外からの参加者が増え、ドキュメンタリー写真への親しみと理解が深まっていると感じています。
さて、今年で水俣病が公式発見されて51年が過ぎました。半世紀の問、救済されずに苦しんでいる被害者がいます。そして、支援をするために長年水俣に通い、あるいは住み着いて写真を撮り続けた写真家がいます。今回は、写真展「水俣を見た7人の写真家たち」と、宮澤信雄氏とアイリーン・スミス氏の講演会を行います。水俣病事件を取材した7人の写真家の作品を、宮崎で一同に展示できる裁会を得られたことは光栄なことと感謝しています。写真の持つ記録性がいかんなく発揮された写真展であると感じていただけることと期待しています。
これからも魅力ある「ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎」にしていきたいと思いますので、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
「ドキュメンタリー フォトフェスティバル宮崎」実行委員会
代表 塩田幸代