2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災とその自然災害に起因した東京電力福島 第一原子力発電所事故については、2011年度に石川梵氏並びに高橋智裕氏に写真展「東日本大震 災」のタイトルで作品を展示していただきました。また、2012年度には、樋口健二氏並びに森住卓 氏に写真展「原発を考える」のタイトルで作品を展示していただきました。この二つの写真展では、 宮崎に住む私たちが目にする事の出来なかった現実を見る事が出来ました。 大震災から7回目の秋を迎えました。その間に、宮崎の隣県である熊本県でも大きな地震があり、 また、南海トラフ巨大地震を想定した取り組みが、宮崎の各地でも進んでいます。 第18回を迎えるイベントの招待写真家に大石芳野氏をお願いしましたが、氏は、大地震や原発 事故後、福島の地で、生きてきた土地で、活きてきた土で生活する事が出来なくなった人々を取材 されてきました。宮崎でも起こりえる問題を、多く見せていただく事が出来ると考えています。 大石芳野氏の写真から、今、自分たちが考えるべきことを感じていただけたら、幸いです。
「ドキュメンタリー フォトフェスティバル宮崎」実行委員会
事務局長 永友啓一郎